
絵本チリとチリリの印刷用紙を森林認証紙に変更することができて,
それ以降新しく出版する本に関しては基本的に、
環境配慮紙が使えるのならば出す、というスタンスにしています。
納得いくものの範囲内でできないのなら あきらめる、
行動しない、ということも選択しなければと・・・。
ありがたいことにその後もご理解を頂き、
「もっともっとおおきいおなべ」(フレーベル館)では森林認証紙と再生紙のミックス紙、
「ひいおじいさんと盗賊の話」( フェリシモ)では再生紙、
「いいおかお」(主婦と友社)では森林認証紙を使用することができています。
ただ、これで解決、とは到底思っていません。
環境に配慮した材料を使っても、ものをどんどんつくってどんどん捨ててという
絵本も含め大量生産大量廃棄を止めた方が良いと本心では思っているからです。
子どもに何かを伝えるためや喜ばせるために、たくさんの作って捨ててを繰り返さなければ
ならないとしたら私たちは貧しすぎます。
伝えたいなら身近な大人がことばで伝えれば良いし,喜ばせたいなら本当の方法はべつにあります。今と未来の他の生きものや人間の分も使ってしまって,
もう持ちきれないほど持っているのに、まだ足りない足りないと言っている私たち。

そう思っているのに私が大量にモノを作るのは、
それまでは気がつかなかったことと、今では自分の欲のためでしょう、
作るのが楽しいという。
でも絵本を描くのは、生きものが好きだという思いがあるからなのに、
その生きものに迷惑かけすぎてると気づいてからでは、楽しむどころではないですね。
今後の身のふり方を模索中(前向きです)。そして今回の紙のことでもそうですが、怠け者の私が悶々と悩んでるだけでは進まなかったことを、人に話すことで実行につながったーー
大量生産してる私の今後の身の振り方も少しずつ実行に移すためには人に話さないと,
ダメっぽいな。青写真はできているのにスパッとはいかないものです。
一歩一歩ズルズル進むかな。
チリとチリリの紙の変更は、私のその、「ズル」の一歩になるのでしょう。
私が子供のころ、絵本より、祖母の「お話」で育ちました。
私の親の世代には絵本なんて一部のお金を人より持っている人達くらいしか
持っていなかったでしょう。もっと昔は絵本なんてありません。でも何も問題ないと思います。
絵本の仕事をしていながら、無責任かもしれませんが、
別に絵本は無くても、読まなくても、むしろない時代の方が豊かだと気づいたのです、
たくさんの絵本が捨てられるよりは。
例えば1冊だけの絵本をとても大切にしていて、それをその人の子どもも
孫も大切にしてくれたら、絵本も幸せだろうな。
もちろんそういう人は今でもたくさんいるでしょうね。
私も絵本は大好きです。ただあまりに感謝も恐れもない
世の中(私も含め)にとまどっているのです。
誰にも読まれず本屋にも並ばず廃棄される本が山のようにあるとききました。
(食料も40%廃棄してるとどっかで読みましたが本当かな?)
いつかバチがあたる・・・(もうあたってるかな)なんて思ってしまうのは私だけなのかな。
