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無数の蜘蛛の糸 

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とてもきれいとか、かっこいいとか、めずらしいとか、おいしいとか、安いとか、高級とか、清潔だとか、人がもっていないとか、便利でお手軽とか、そういう事たちはとても魅力的だけど、その向こう側にたくさんの犠牲があることがあまりに多いです。例えば、本当に例えばだけど、家の庭にそれなりにおいしい柿がなっています。でも、あるとき知人からいただいた地球の反対側で穫れたなんとかという柿はメチャクチャ甘い柿でした。で、それを自分でもお取りよせして買うようになります。その内その柿は評判になり、近所のスーパーでも販売するようになり手頃な値段で手に入るようになりました。地球の裏側ではそれまではお金に頼らない豊かな暮らしをしていた人達が、柿がお金になるようになって、ジャングルだったところを切り開いてまで柿を植え、お金に頼る暮らし方を選ぶようになってしまいました。そして庭の柿は誰も食べなくなり朽ちていくのでした。チャンチャン。

今私たちのまわりのあるあらゆる物が、世界中を経由して来ています。手軽に食べる肉、安くてオシャレな服や家具や雑貨、高級で珍しいアクセサリーや置物、それらはどこからやってきたのか・・・。
ただ欲しいから買った、だけのつもりでも遠い会った事もない人や生き物の生き方を変えてしまっているかもしれない。アメリカ先住民の話に「世の中には無数の蜘蛛の糸がはりめぐっている」という話があります。
私たちのどんな小さい行動も遠い地球のどこかに影響してしまうということ。・・・庭の柿が多少甘さが足りなくとも、十分おいしいと感謝して食べた方が良いのだと思うのです。すごくおいしいとか、すごく清潔でなくても、「それなり」が良いんだと。地球の反対側からいろんな物も一緒に背負ってやって来た柿は本当のおいしさとは違うのではないかな。

日本人やアメリカ人が、かつて先住民を迫害し、それまでの素晴しい暮らしや文化を取り上げて、自分たちの考えを押し付け、人より多く手に入れる事が成功、という間違った価値観の世界にしてしまった。無意識のうちに、やんわりと間接的に、自分たちが同じ事を繰り返してしまうのが怖いのです。身の回りのもの、最低限のもので暮らしていくという当たり前の事が、なぜかむずかしい今ですが、世の中の無数の蜘蛛の糸の存在をみんなが感じる事ができたら、きっと変わってくるのではないでしょうか。



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