今年に入ってから、姿を現すようになった、白いオス野良猫がいました。
うちの猫を追いかけたり,家の周りにおしっこをしたり。ちょっとこまっていたので、
とりあえず、つかまえて、去勢手術をさせようと、捕獲器に
えさを仕掛けておきました。

すると、見たこともない、違う野良猫ちゃんがかかっていました。
せっかくだから、この子も手術してから離そうと思い,病院を予約。
そして、病院に連れて行く日、獣医さんに任せれば良かったのに,病院に行く前、
自分で,猫ちゃんを捕獲器からネットへ移そうとしたのが失敗のもと。
うまくいかず、逃げられそうになってしまいました。
あきらめて、そのまま逃がせばいいのに、無理に抱きかかえてしまった私。
その瞬間、猫ちゃんの手が私の顔面に!引っ掻かれたというより,
爪がズブっと、私の顔にささった、というかんじ。
人になついていない猫は、野生と同じ,あちらも命がけです。
本当に怖かった。あの瞬間、目が合った猫ちゃんの顔が忘れられません。
猫は逃げ、私の顔からは、血がぼたぼた。口元が2カ所深く切れ、
口の中まで貫通して,口の中がとくにひどく切れていました。
私は、顔がキズだらけになったこともパニックでしたが、
その日の午後、取材が来て、顔写真を撮ることになっていた、ことも
どうしよう、どうしよう!でした。痛くてたまらないし。
結局、取材陣は、強風で電車が遅れ、時間より遅れて来てくれたことはラッキーでしたが、
顔の腫れと、キズからたえず流れる、血と汁(うへ~)を、ごまかすように、
写真を撮ってもらうのは、ご苦労だったと思います。
引きつった笑顔でしたが,なんとか、無事に、撮影と取材を終えました。
いや、ご迷惑をおかけした。

(取材をウケたのは、小学図書館ニュース)
時間はかかりましたが、今はケガも完治。
ただ傷跡は残りました・・・。顔に傷のある女。まあ悪くはないか。
しばらく猫ちゃんを、捕獲し手術する、気力はありませんでしたが
やはりとりあえずは、白猫の手術だけはしないとと、思い切り、
また捕獲器を設置。まんまと引っかかった白猫を、今度は
捕獲器のまま、獣医さんに。先生は慣れた手つきで,ネットへ移し,
(はじめからそうすれば良かった・・・)
これでもう安心。
無事に手術も終え,家から離れたお山で離しました。
(白猫は、しばらく、うちまでやって来きましたが、今はもうきません)
逃げた猫ちゃん(あれきり会うことはありません)と、
顔をひっかかれた瞬間、目が合った時、
なにか、いわれたような気がしたな。
なにか大事なこと・・・
今回の経験を忘れないように,でもへこたれず,無理はしないで、マイペースで
ほんとにチビットづつ、猫ちゃん手術は続けていこうとは思っています。